Matroidのデータから構成できるもの

Matroid は, graphhyperplane arrangement など, 様々な 組み合せ論的構造の一般化になっているので, それらの不変量の matroid への拡張も考えられている。 そのようなものの代表は, Tutte polynomial である。 他にも様々な多項式不変量が定義されている。

Tutte polynomial は, グラフの不変量が matroid に拡張された例であるが, グラフに対しては, 彩色に関する不変量が色々定義されている。 それらを matroid に一般化することも考えられている。 代表的なものは chromatic number であるが, それ以外にも様々な numerical invariant が定義されている。

代数的不変量としては, Orlik-Solomon algebra などの一般化がある。

幾何学的対象, 特に, 多面体単体的複体の構成も重要である。

Matroid と 代数多様体の類似から, Chow ring などの代数多様体の不変量も matroid に一般化されてきている。

特性類を matroid に一般化することも考えられている。López de Moderano と Rincón と Shaw の [LRS20] では, 超平面配置の complement の wonderful compactification に対する Chern class (MacPherson による Chern class の 特異点を持った多様体への一般化) を組み合せ論的に表し, それが任意の matroid に対し定義できることを示している。

References

[LRS20]

Lucía López de Medrano, Felipe Rincón, and Kristin Shaw. “Chern-Schwartz-MacPherson cycles of matroids”. In: Proc. Lond. Math. Soc. (3) 120.1 (2020), pp. 1–27. arXiv: 1707.07303. url: https://doi.org/10.1112/plms.12278.