CW複体の素数の集合に関する局所化

Bousfield と KanDror などのおかげで, 現在では非常に抽象的な設定で, 空間の局所化完備化が議論できるようになったが, そのような抽象的な局所化や完備化を学ぶ前に, まずは, 具体的な CW複体の場合で空間の局所化という概念に慣れておくのがよい, と思う。

日本語なら戸田と三村の「ホモトピー論」[戸三75] の第4章にある。 Hilton と Mislin と Roitberg の本 [HMR75] もよい。

Fiedorowicz が type した Adams の lecture note が arXiv にある [AF] ので, まずはその Introduction を読んでみるのも良いと思う。

References

[AF]

J. Frank Adams and Zbigniew Fiedorowicz. Localisation and Completion with an addendum on the use of Brown-Peterson homology in stable homotopy. arXiv: 1012.5020.

[HMR75]

Peter Hilton, Guido Mislin, and Joe Roitberg. Localization of nilpotent groups and spaces. Amsterdam: North-Holland Publishing Co., 1975, p. x 156. isbn: 0-7204-2716-9.

[戸三75]

戸田宏 and 三村護. ホモトピー論. Vol. 3. 紀伊國屋数学叢書. 東京: 紀伊國屋書店, 1975.